2004年10月15日 六木 放火 未解決
午前1時20分ごろ、東京都足立区六木4のアパート「コーポ ルンシャン」1階、無職伊藤博康さん(46)方から出火、木造2階建て約160平方メートルのうち、伊藤さん方約50平方メートルを焼いた。焼け跡から伊藤さんが焼死体で見つかった。現場はJR常磐線亀有駅から北に約2キロの住宅地。
1階玄関付近、伊藤さん方の玄関わきの原付バイクが燃えているのを目撃されており、警察は放火の疑いが強いとみている。調べでは、伊藤さんは妻と二人暮らし。同アパートは1、2階を同一世帯が占有するメゾネットタイプで、計4世帯が入居。出火当時、二人は2階の寝室で就寝中だった。
近所の住民によると、2人とも耳と口が不自由だった。妻は「火の熱さと明るさに気付いて一階玄関から逃げた。一緒に2階で寝ていた夫が取り残された」と話しているという。
現場付近では、7月20日〜9月14日までの間、六木3、4丁目と神明2、3丁目の半径約一キロの範囲で計10件が発生。時間帯はいずれも午前零時半から3時までの間で、都営アパートの通路に置かれていた雑誌や掲示板の張り紙、駐車場のバイクのシートなどが燃やされた。このうち7月22日には5件連続で発生。また、10件のうち4件は、同じ都営アパートでの火災だった。
この都営アパートの自治会では、7月の火事の後から1日おきで深夜に周辺のパトロールを続けているが、その間げきを縫う様にして今回の事件が起こった。同アパートではほかにも、ドアの新聞入れに入っていた回覧板が燃えるなどした不審火が3件あったというが、気付いたのが遅かったため、警察には届けなかったという。
一方、足立消防署でも今回の火事を受け、地元の消防団に依頼し、深夜のパトロールを始めることになった。同署では回覧板でも各町会に注意を促しており、
不審者などについての情報提供も求めている。