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「 ★映画「コンクリート」上映問題 」 の記事一覧
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2004年6月2日
何をいまさら血迷ったのか? コンクリートを映画化、上映した会社があった… 銀座ネシパトスでの上映が中止された映画「コンクリート」ですが、7月3日から1週間、東京・渋谷のシアター「アップリンク・ファクトリー」で公開することになりました。 アップリンク・ファクトリーを運営する浅井隆氏は「映画の存在を抹殺する権利は誰にもない。抗議や脅しがあっても上映中止という“自主規制”をするつもりはない」としている。 コンクリート公式サイト 映画公開について ●制作サイドは問題をすり替えている 既にご存知の方も多いとは思いますがいちおう。シネパトスでの上映中止について制作者側は、「映画コンクリートが『凄まじいばかりの暴力。男の性欲を満たすエロス、バイオレンス!』であると、映画を観もしないうちに勝手に妄想した連中が、卑劣な手段を使って上映中止に追い込んだ」要約すると、まあだいたいこんな感じですかね。 しかも、抗議行動は「罪の重さは歴然と違いますが、その短絡的な行動は、女子高生コンクリート殺人事件の犯人たちと、まったく同類の過ちを繰り返しているのです。これこそ、映画『コンクリート』の中で描いていることなのです」と(T_T) これは明らかに問題のすり替えだと感じました。今回、『コンクリート』の上映にあたり、これほど多くの人たちから拒否反応が出た最大の理由は、制作サイドの「姿勢」こそ問題だったのではないかと僕は感じています。 キャスティングしかり、監督や脚本家の力量もしかり、また、これまでの作品を見る限り、失礼ですがあまりまともな製作会社には思えません。これだけいくつもの条件がそろえば、不信感を抱くのは当然のことではないでしょか? 公式サイトも現在のように「メッセージ」はありませんでした。 最初にアップされていた公式サイトは、明らかに特殊な(性的)嗜好をもつ層に加えて、有名な事件を冠にして宣伝するという“売り方”。そんな扱いをされれば、嫌悪感をもつのも当たり前でしょう。 同時に、あの事件を冠につける以上、何らかのリアクションがあることは、ほんのわずかでも“想像力”があればわかることと思います。ところが、実際にはどうだったでしょう。公式サイトを閉鎖するなど、その慌てぶりは、明らかに“予想外の事態に唖然とした”という対応にほかなりません。 現在のメッセージにあるような「問題提起」の意識が少しでもあったのなら、そして、本当にあの事件の悲惨さや惨たらしさを制作側が少しでも理解していたのなら、事前に準備や対応ができていてしかるべきでしょう。 「作り手」として最低限すべきこと、つまりあの事件に「真剣に向き合うこと」なく、自分たちがまるで被害者のごとく振舞う様は、まさに見苦しい以外の言葉はありません。 ●上映されること自体が問題なのではなく… ただし…。今回の上映に対する抗議行動に対して、そのすべてが正当であったとも思えません。一部、行き過ぎた行為もあったんだろうとも思います。また、僕自身、シネパトスが上映中止するとは思ってもおらず、どちらかといえば「上映中止」よりは「観ない」ことのほうが、抗議の方向としては正しいのではないかというのがホンネです。 「遺族の了承を得ていない」や「あの事件を映画化すること自体許せない」などの意見はありましたが、抗議する側の考え方が様々で、けっして“規制”することができないのと同じように、表現する側に対してそれらを規制することは難しいでしょう(遺族や関係者なら別ですが)。 で、「アップリンク・ファクトリー」での上映が決まりました。制作側もそうなんですが、「抗議に屈せず」という姿勢は、“ハク”がついて共感する人もいるのかもしれませんが、「上映される」ことを聞いても、まったくそういった“ハク”や“オーラ”を感じませんでした。シパトスの上映中止に対してやや疑問を感じている僕でさえそうでした。 「もともと観る気がなかったから」といえばそれまでですが、上記「上映にあたって」を読むと、過去の例を挙げつつ「表現の自由を守る」とか「脅されても自主規制はしません」などたいそうな御託を並べてはいますが、何か“軽薄さ”が抜け切れない気がします。 確かに、ビジネスも金を儲けることも大切なこととは思います。ただ、このよな事件を扱うには、「表現者」として気概や意識の高さ、真剣さ、そして真摯な気持ちが、“薄すぎる”と感じました。 そして、未だそんな程度の意識しかもちあわせていない人々によって、世にさらされる『コンクリート』はとてもかわいそうな作品だと思います。 「観てもいないのに」という常套句もでてきますが、おそらくそれは制作側や上映される映画館に比べれば、抗議してきた人たちのほうが、僕を含めて少しは“想像力”があるからなんじゃないかと。 別に、旗振って「観るな」ということはいいません。下に実際に観た人(映画評論家)の意見がありますので、ぜひ参考にしてください。 ●見た人たちの『コンクリート』への評価 超映画批評 新佃島・映画ジャーナル 明日のことはわからない 映画瓦版 ★映画「コンクリート」上映問題 Comment(0) TrackBack(0) Top↑ | HOME | | |
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